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現代では工業製品としての需要は少なくなったものの、 柿渋の薬効作用が、がぜん注目を浴びるようになりました。
もともと昔から、漢方薬として用いられていたほどです。「柿が赤くなると、医者が青くなる」という喩えは、皆さんもご存知でしょう。
それに加え、最近では柿渋の薬効について、科学的な研究が進んできました。 タンニン、カテキン、ポリフェノール、フラボノイド、これらは老化の原因となる活性酸素と戦う抗酸化物質で、発酵茶や赤ワイン、緑茶などに含まれるフェノール類の高分子結合体ですが、柿渋に含まれる柿タンニンは、なんと赤ワインやお茶の約100倍のフェノール類を含んでいることが解明されています。
また、柿タンニンには、蛋白質を凝縮させる効果もあり、古来から火傷の治療薬や、マムシの蛋白毒の解毒剤としても使われていました。最近では、この収斂作用を応用して、肌のたるみを引き締める化粧品が作られたり、細菌の増殖を押さえる効果を利用して、口臭除去剤などの商品が開発されています。
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