マルトモ商店について

古都・金沢から伝えたい「まるともの手紙」

washitsuマルトモ商店は加賀百万石の城下町金沢に工房を開いて、60年以上の歳月が流れました。金沢は江戸時代より続く和紙の産地。先代は呉服店を営みながら、金沢の和紙を使い、着物を包む「たとう紙」などの和紙製品をつくってまいりました。

私達は和紙の有用性は書や絵画の二次元の世界は勿論のこと、三次元の表現がその素材を上手く表現しえる道であると考えております。

和紙は昨今では一部の好事家のみならず、スローライフ志向と共に静かなブームとなり、和みの空間を創造する素材として再認識されつつあります。

おかげ様で、弊社の主力商品群である「まるともの手紙」も書道、茶道、華道などをはじめとする日本の伝統文化を嗜む方々に幅広くご愛顧いただいており、本物を知るハイソサエティな方々に支持される雑誌や新聞などのメディアを中心に、テレビでも幾度も取り上げて頂いております。

日本の伝統技法と持続可能性

profileまた、弊社では『漢方和紙』と銘打ち、楮、三椏、雁皮紙、麻などの天然原料を素にして出来上がった和紙に「柿渋」「ウコン」「蒟蒻」など古来薬として使われた物、「漆」「ベンガラ」「墨」等の天然素材を塗布した、特注の建築業界向けの壁紙や持続可能性の高い、趣のあるインテリア製品づくりを行っております。

それらの日本の伝統技法を取り入れた素材を用いた、ランプや文箱、帽子、座布団といった立体的な和紙作品の創作にも力をいれております。

マルトモ商店の目指す「もの造り」

works20世紀の企業の多くは大量生産を追い求め、結果として自然を破壊し、国内の製造業は立ち行かなくなる状況を生み出してしまいました。これからの日本は自然界のスピードに合わせた「ゆっくり」、必要分だけの「少し」、理屈にあった「正しく高い」となるべきと私は考えています。

書の詩人、いのちの詩人とも称される相田みつをさんには『損か得か人間のものさし、いいか悪いか仏様のものさし』という詩があります。今、私達は子供達の未来にこの素晴らしい地球の恩恵を残していけるよう、努力すべきではないでしょうか。「マルトモ商店」は、今後も皆様に喜ばれ、そして地球環境に配慮した「良いもの造り」を心がけ、日々精進し、邁進して参ります。

name